モジュールによるインポート

From Dolibarr ERP CRM Wiki
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Imports
モジュールNo. 250
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モジュールの開発者向けドキュメント This page


はじめに

既に手元にあるデータや累積データをDolibarrに一括インポートするにはいくつかの方法があります。このページでは内蔵されているインポートモジュールを使用する方法を説明します。 一括インポートについてのその他の方法については一括インポートのページで解説されています。


インストール

このモジュールは Dolibarr の配布物に含まれており、インストールは不要です。


設定

モジュールを使用するには、まず最初にメニューオプションの ホーム -> セットアップ -> モジュール/アプリケーション にアクセスし、管理者アカウントでモジュールを有効化して下さい。

一覧からモジュールのタブを選択し、 "有効化(Activate)" をクリック。

これでモジュールが有効化されました。

歯車アイコンCog circle.svgがモジュールの行末に表示されている場合は、クリックするとそのモジュール専用の設定ページににアクセスできます。 インポートまたはエクスポートするCSVファイルのセパレーターや文字コードを変更するにはSetup Otherのページも参照してください。


使用方法

既にあるデータをインポートする場合、インポートを成功させるには何度もトライしたりソースファイルを修正したりする必要が出てくると思われます。LibreOfficeやOpenOfficeを使用して、単一のスプレッドシート(.ods)を「構築」し、修正・変更のたびにCSVとして保存する作業を繰り返すことをお勧めします。なぜなら、マルチバイト(アクセント)テキスト文字列の文字セット処理やcsvの構造定義に関してはExcelよりもはるかに優れているからです。

ほとんどのフィールドは内容がロジカルですが、住所データにおける州/県のデータ(StateID)はそうではありません。 このフィールドは、州/県の名前(国と国の間で一意ではない場合があります。例:"Florida"など)を使ってインポートすることはできず、テーブルllx_c_departements内のrowidの整数と一致させる必要があります。インポートチェックで強制的にrowidと一致させることを確実にするために、ファイルのフィールドの値の前に「id:」を付けてください。

州/県をrowidと一致させるには、SQLエディタを使ってテーブルをCSVとしてエクスポートした後、それをスプレッドシートのVLOOKUP関数機能で使用してrowidを返すという方法があります。 しかしVLOOKUPでは州名/県名が重複している場合、最初に一致した値しか返ってこないため、手動でのチェックが必要です。

レガシーデータの中には、Dolibarr上でまだ地域や州/県が追加されていない国も一部存在します。レガシーデータをインポートする前に、インストールファイルに含まれるmyqslクエリを参考にして、新しい地域や州/県を追加することができます。

インポートの手順

  • ツールメニュー - 新規インポートに移動します。
  • ステップ1: 定義済みのデータセットの中から、自分のデータに合うものを選びます。行末にあるボタンをクリックして選択します。
  • ステップ2: CSVまたはExcel (.xlsx)のどちらかのファイル形式を、行末のボタンをクリックして選択します。注:入力可能なフィールド値に関する情報やヒントを含む空のサンプルファイルを「フィールドコンテンツ情報を含むテンプレートファイルをダウンロードする」からダウンロードすることができます。
  • ステップ3: お使いのコンピュータからDolibarrのサーバにアップロードするファイルを参照して選択します。ファイルの転送が完了したら、行末のボタンをクリックして次のステップに進みます。
  • ステップ4: ファイルのフィールドとデータセットのフィールドを合致させます。左の列はアップロードされたファイルにあるフィールドの一覧です。右の列はDolibarrで利用可能なフィールドの一覧です。左の列のフィールドは矢印アイコンを使いドラッグ&ドロップすることで上下に移動でき、各ファイルのフィールドとDolibarr側のフィールドを正しく合わせることができます。入力ファイルのフィールドが無視されたりインポートされない場合は、「インポートされていないソースファイルのフィールド」の下に移動されます。

注:行末のクエスチョンマークにカーソルを合わせると、Dolibarrが想定するデータフォーマットや値の情報が表示されます。 マッピングが完了したら、今後使用するためにそれをプロファイルとして保存することができます。「次のステップ」をクリックして次に進みます。

  • ステップ5: インポートシミュレーションを実行します。フィールドセパレータと区切り文字がファイルのレイアウトに合っているかどうかを確認します。ファイルに見出し行がある場合は、「制限範囲」を使用してこれらを除外する必要があります。

「インポートシミュレーションを実行する」をクリックして開始します。シミュレーションではフィールドの値がチェックされ、エラーレポートが表示されます。エラーがなければ「データのインポート」をクリックしてデータを挿入することができます。インポートされたデータは既存のデータに追加されます。

  • すべてのデータは特定のインポートに関連する問題の解決を支援するために、インポートの日付に対応する「import_key」のフィールドを追加して、Dolibarrにインポートされます。SQLエディターを使えば、インポートされた行の中から該当する行を比較的簡単に見つけることができます。

使用例

UCMI01:
状況 {{{状況}}}
操作 {{{操作}}}

 

UCMI02:
状況 {{{状況}}}
操作 {{{操作}}}